
先週中央市場で購入した、こうじさん作の絵本「さくらちゃん」の題材になった桜の老木で、工場が廃止され整地された後の台風で倒れて根が剥き出しになった状態でしたが、それでも春に花を咲かせる姿が感動を呼び、今では植え直されて、支柱で支えながらですが、工場跡地に立っています。跡地内には入れないので、柵の外から写真を撮っていると、同じように写真を撮る年配の女性がいらっしゃった。言葉は交わしませんでしたが、なんとなく嬉しそうだった。
本日メインの甲宗八幡神社の御神体を拝観するために門司港へ向かう。労災病院の駐車場に車を停めて、神社へは歩いていく。混雑を予想しているためか、神社の回りには何人もの交通整理の警備員さんが立っている。でも、この時間だからなのか、混雑するほど人はいないですねぇ。まぁ普段よりは多くはありますけど。

階段を上り境内に入ると、拝殿正面は御神体を見せないためか、目隠ししている。拝殿下にテントが張られ、受付になっている。修祓料1,000円を収め、記念品の絵馬、お札、由緒書を受け取る。先日西日本新聞朝刊の地方面に載っていた能舞台再建についての趣意書も一緒にもらう。甲宗八幡神社にはかつて「神敬閣」という本格的な能楽堂があり、戦前は盛んに能が奉納され、戦後では結婚式場として使われていたそうだが、時期はわからないが焼失したらしい。今回は別府にある個人所有のものを移築するという話である。復興事業費は3,000万円、土地付き一戸建て程度の費用なんですねぇ。

拝殿右の階段から上がり、お祓いを受けてから、拝殿の中へ入る。入ってすぐの場所に、市の指定有形文化財の、神社に伝わる古文書が展示されている。江戸時代の藩主小笠原忠真寄進状や大内義隆大府宣なども貴重ですが、楽しみにしていた足利尊氏の寄進状(建武3年)と「門司関六ヶ郷名々田図注文写」(文永9年)もあった。尊氏の寄進状なんかを見ると、歴史の大きな流れを実感するし、「門司関六ヶ郷名々田図注文写」には「藤松」や「戸上」など馴染みある地名が書かれているのを見ると、過去から脈々と連なる人々の営みを感じます。そして神殿前に進み御神体を拝観する。話の通り、5mほど離れた場所からの拝観ですが、御簾はかかっておらず、さすがに遠いので細かいところはわからないが、鈍く光る兜を直に見ることが出来た。でもやっぱりもっと近くで見たかったなぁ。まぁ撮影は出来ませんけど。しかし、終わってしまえば、あっと言う間ですねぇ。
和布刈までぶらぶら歩くことにする。久々に旧井戸町の「地名由来の井戸」や真光寺の薄墨桜などを見ながら、和布刈神社の大鳥居をくぐる。桜が満開です。


3月いっぱいで閉館しためかり会館ですが、閉館ではなくて「休業」になってますね。

ただ新聞によると、営業が再開されるのは難しい状況らしい。
関門人道トンネル入口の建物の裏にある、工事中に殉職された方々の慰霊碑を訪れる。

思えば、もう半世紀になるんですね。前回の甲宗八幡神社の御神体御開帳も丁度50年前だし、今年はいろいろな意味で区切りの年なのかもしれない。
和布刈神社に参拝して、観潮遊歩道からしおかぜの道を通って、労災病院の駐車場に戻り、今度は車に乗って和布刈公園の駐車場まで上っていく。花見客で車も人も多いです。ここで桜の花を見るのって何年振りだろう。

出店でジャンボたこ焼きを買って、空いていたテーブルに座り、ちょっとした花見を楽しむ。アツアツのたこ焼きで口の中がやけどしそうでした(^^;)。ビールが飲めないのが残念ですが、まぁ車がないと、なかなかここまで来れないし・・・。30分ほど桜を楽しんでから車に戻り、大久保を経由して春日インターで都市高速に乗り、これまたいつもの通り200号線を通って二日市に戻る。


