2007年12月31日

各紙から拾い読み・・・

12月中にもう一度門司を訪ねようと思っていましたが、仕事やら色々な都合で結局行けなかったなぁ。今度は車で行くことにしましょう。あと携帯版@門司の更新も思うようにいかなかったなぁ・・・来年頑張りましょう。で、今年最後に12月の新聞記事から。
近代化産業遺産:JR門司港駅を認定 東田第一高炉跡なども−−経産省創設
 経済産業省は、地域活性化を目的に今年度創設した「近代化産業遺産」に、北九州市内の歴史的建造物群(石炭産業関連と近代製鉄業関連の2分野)を認定した。近代産業の発展に貢献した建造物が保存・活用され、観光拠点として役割を果たしていることなどが評価された。
 石炭産業関連で認定されたのは、JR門司港駅、旧大阪商船、旧門司税関、旧門司三井倶楽部(門司区)、茶屋町橋梁(八幡東区)、旧古河工業若松支店(若松区)、旧松本家住宅(戸畑区)、堀川運河(中間市〜八幡西区)など。
 また、近代製鉄業関連では八幡製鉄所と岩手県の釜石製鉄所の施設や建造物が半々。東田第一高炉跡、旧本事務所、河内貯水池(八幡東区)などが認定された。
 同省は全国33の近代化産業遺産群を産業分野別、地域別に認定。11月30日、横浜市の横浜赤レンガ倉庫で開いた「近代化産業遺産保存・活用シンポジウム」の席上、甘利明大臣が認定プレートを贈った。【2007年12月06日・毎日新聞】
「古い建物を見るのが好き」という単純な気持ちは変わっていませんが、最近の「近代化遺産」の名の元で様々な知識を得ることが出来るようになったのは嬉しいですね。庵田さん達の『福岡の近代化遺産』が来年早々に刊行されるし、これまた楽しみです。
北九州市:「使用岸壁は地元意見尊重」 門司・釜山フェリーで意向
 門司港と韓国・釜山を結ぶフェリー定期便(来年6月就航予定)が使用する岸壁について、北九州市港湾空港局の川添義治・総務港営部長は6日の市議会経済港湾委員会で、「まず地元との話し合いを優先したい」と述べ、地域住民の意見を尊重して決める考えを示した。日野雄二議員(自民市民クラブ)への答弁。
 市はフェリーを観光施設「海峡ドラマシップ」(門司区西海岸1)の北約100メートルにある1号岸壁を使用する計画を立てている。しかし、区民からは「海峡ドラマシップから北東約700メートルの新浜に接岸させ、近くにある門司港レトロ地区での集客につなげるべきだ」「1号岸壁は毎年8月にある海峡花火大会の観覧席として使われているので、左隣にある2号岸壁を使うべきだ」などの意見が出ている。
 川添部長は「地元の方が言っていることは理解できる。今後話を詰め、その後に工事に入っていく。まず地元との話し合いを優先したいと思っている」と述べた。【2007年12月07日・毎日新聞】
西海岸だと、そのままバスに乗って小倉や下関に移動というルートが多くなりそうなので、出来るだけレトロ地区の近くで接岸させた方がいいと思います。いっそのこと旧門司税関を再び税関として復活させるとか。
門司港レトロ:トロッコ車両、09年度発車 和布刈公園との2キロを運行
◇観光列車の概要まとまる
 北九州市が門司港レトロ地区の観光振興策として計画しているレトロ観光列車の事業概要がまとまった。門司港駅と和布刈公園駅(ともに仮称)の約2キロを結ぶ特定目的鉄道として、今年度中に九州運輸局に事業許可を申請し、09年度からトロッコ車両の観光列車を走らせる予定。総事業費は約3億円。
 市が鉄道を保有し、民間が列車を運行する「上下分離方式」で営業する。鉄道収入と必要経費の差額は、市が運行補助として支出。列車を運行する民間鉄道事業者は、市が平成筑豊鉄道(本社・福智町)と協議を進めており、今月下旬までに基本協定を締結予定。
 運行は3月中旬から11月下旬までの土・日・祝日と春・夏休み期間の約130日。JR門司港駅に隣接する門司港駅と、和布刈塩水プール前の和布刈公園駅の間を、定員約80人のトロッコ列車が1日14往復する。また、両駅間にレトロ中央駅と文字ケ関駅(ともに仮称)の2駅を設置。各駅のホームや11カ所の踏切なども整備する。
 特定目的鉄道 鉄道事業法施行規則で「景観の鑑賞、遊技施設への移動、その他の観光目的を有する旅客の運送を専ら行う」と規定されている鉄道。【2007年12月15日・毎日新聞】
試みとしては良いとは思うのですが、レトロ地区から和布刈公園までだと歩いても20分程度しかかからない距離に鉄道を走らせるということは、トロッコ列車という存在自体の珍しさは直ぐに無くなると思うし、よほど「観光客にとって」魅力のある<何か>がないと、わざわざ列車に乗るようなことはしないように思うし、これを永続的に経営していくのは厳しいんじゃないでしょうか。せめて和布刈公園の第二展望台まで列車が登れるようになればいいなと思います。
松永文庫10年祝う
 膨大な映画資料を「私設図書館」として一般公開している北九州市門司区の「松永文庫」の開設10周年を祝う集いが15日夜、同市小倉北区のホテルであり、文庫を主宰する松永武さん(72)、恵子(しげ・こ)さん(71)夫妻を慕う約40人が参加した。
 市は近く、文庫の保存・活用に向けて所蔵資料の調査を始める。門司区まちづくり推進課は「できるだけ人の目に触れる場所で活用したい」としている。市立文学館の今川英子副館長は「大切なのはソフトの分野。宝物を私たちが育んで大事にしていければいいなと思う」と話した。
 松永さんはユーモアを交えてあいさつし、「私をしかってくれる人がいなくなったのは一番悲しい。これからもご指導を」と締めくくった。【2007年12月17日・朝日新聞】
松永文庫に行きたいと思いながら、なかなか機会がなくて一度も訪ねたことがありません。来年は是非訪ねたいですね。
関門連携:研究会発足 「名より実」を優先 特別市ハードル高く
 北九州市と下関市の連携について協議する「関門地域の未来を考える研究会」(座長・矢田俊文北九州市立大学長)が18日、門司区のホテルで初会合を開いた。「関門特別市」実現には課題が多いとして、まず観光や食ブランド、大学などの連携を深めて実質的な一体感を強める必要性が指摘された。
 研究会は北橋健治・北九州市長と江島潔・下関市長、両商工会議所会頭、両市立大学長らで構成。会議は非公開で終了後に矢田学長が会見した。
 説明によると、特別市実現には両県民投票での過半数の賛成や新法制定など現時点ではハードルが高いことが報告された。
 そこで当面は両市が可能な部分から連携を進め、その中で将来の道州制導入をにらんで特別市について議論を深めるべきだとの意見が大勢を占めた。
 具体的に提案されたのは、統一した関門・海峡ブランドの発信▽福祉・医療機関の相互活用▽関門渡船の利便性向上▽近代産業遺産の世界遺産登録に向けた連携−−など。北九州空港の名称に「関門」を付け加える意見も出たという。
 一方で道州制が導入された場合、両市は九州、中国ブロックに分かれるのはほぼ確実。「双方とも州政府の中心から遠く道州制のデメリットが大きい」(江島市長)として、特別市の制度研究を続けることでも一致した。【2007年12月19日・毎日新聞】
私の住んでいる筑紫野市と太宰府市の合併が過去ありましたが、お互いの競争意識がかなり強くて実現することはありませんでした(誤解がないように、もちろん理由はそれだけではないことを付け加えておきます)。北九州(豊前)と下関(長州)は幕末では敵同士として戦った経緯もあるし、難しいと思いますが、福岡県の福岡市一極集中化の流れは止まることはないと思いますし、北九州市が浮上するためには大太刀を振るう必要があると思います。
門司病院を民間委託
 北九州市は19日、06年度の単年度収支が7億円余りの赤字となった市立4病院の収支改善を目指す「市病院事業経営改革プラン」の素案を明らかにした。最も赤字幅の大きい門司病院(門司区)については、民間に運営を委ねる指定管理者制度を09年度から導入する方針。10年度までの病院事業全体の収支均衡を目指す。
 市病院局によると、医療センター(小倉北区)、八幡病院(八幡東区)、門司病院、若松病院(若松区)の4市立病院を合わせた病院事業会計は06年度は7億2300万円の赤字だった。02年度から4年間は、主に医療センターと八幡病院の黒字で他の病院の赤字を埋めてきたが、黒字幅が減って補いきれなくなった。病院事業全体の「貯金」に相当する資金剰余は06年度末までの累積で24億円だが、現状のままだと10年度に底をつくことになるという。
 特に、門司病院は06年度の赤字が5億2800万円に上り、赤字全体の7割強を占めた。このため、市は指定管理者制度を導入して収支の改善を目指すことにした。単年度の赤字を4億円程度減らせるとみている。現在いる職員については一部を除き、ほかの病院への異動を検討している。
 一方、06年度に3億8700万円の赤字だった若松病院については、当面は直営を継続するが、経営の改善が見込まれない場合は、指定管理者制度の導入などを含めた経営体制の見直しを検討する。
 このほか、医療センターのがん診療機能の強化や、八幡病院の夜間救急の運営体制見直しなどにも取り組むことにしている。【2007年12月20日・朝日新聞】
最近の医師不足の話とか病院の経営難とか、日本は高齢化社会に向かっているにもかかわらず、早急に整備されるべき問題がなかなか解決しない。国が責任を持って将来に向けた取り組みを本気でやって欲しいです。
関門海峡 ブランド化推進 研究会、北九州・下関市に報告書 優れた景観売り物に
 関門地域に人を呼び込むためのイメージづくりについて検討してきた民間団体「関門地域ブランド化研究会」(秋武政道代表)は(1)関門海峡のブランド化の推進(2)「海峡といえば関門」というイメージの定着を目指す‐などを骨子とする報告書をまとめ、北九州、山口県下関両市に提出した。
 研究会は今年2月、北九州市の呼び掛けで、両市のまちづくり関係者や学生、市職員らで発足。16人のメンバーが9月までに10回の会議を開き、協議を続けてきた。
 19日夜に発表された報告書は、関門海峡をブランド化する意義について「狭い海峡の両岸に市街地が隣接し、海峡への誘客が街のにぎわいづくりに直結する」と強調。ほかの海峡と比較しても、速い潮流や航行する船舶を間近に見ることができ、「動画」のように景観を楽しめるとし、「街なか海峡」の優位性を地域づくりの核にするよう求めている。
 その上で、歩いて対岸に渡ることができる人道トンネルの演出など、海峡のブランド化を推進するためのアイデアについても言及。両市の連携強化なども提言した。【2007年12月21日・西日本新聞】
関門海峡は北九州と下関の宝です。大事に育てていきたいですね。
三宜楼:保存する会、1万6648人署名添え要望 市は活用へチーム設立
 門司区清滝に残る旧高級料亭、三宜楼(さんきろう)の保存運動に取り組む「三宜楼を保存する会」(有光武元代表)は20日、木村健次区長に1万6648人分の署名を添え、保存・活用に向けた要望書を渡した。木村区長は、保存・活用を検討するプロジェクトチームを設けることを明らかにした。
 同会は、三宜楼の売却解体の知らせを受けて昨年3月に結成し、署名活動と募金活動に取り組んできた。今年2月に募金で集まった約2000万円で敷地を取得。署名は地元の自治連合会を主体に進め、この日までに集まった分を渡した。要望書では「今後の建物改修、活用は民間ボランティアのみではあまりにも大きな事業。北九州市の行政施策として取り組んでいただきたい」としている。
 木村区長は「皆様の要望と署名された方々の思いをしっかり受け止めたい」と述べ、プロジェクトチーム設立を伝えた。新年早々にも市門司港レトロ室や門司区、関係部局で発足させるという。
 三宜楼は、1930年に建設された3階建ての高級料亭。能舞台を備えた「百畳間」と呼ばれる大広間をはじめ、約15の部屋があり、花柳界の文化を伝えている。【2007年12月21日・毎日新聞】
どう保存され、どう活用されるのか、やはり気になります。
観光客数:06年県内、過去最多9703万人 外国人26%増
 県はこのほど、昨年1年間に県内を訪れた観光客数の推計値を9703万人(前年比1・4%増)と発表した。91年から15年連続の増加で過去最多を更新。外国人観光客数は62万8270人(同26・1%増)に急増した。
 県が市町村の協力を得て06年の観光客数と消費額を集計した。
 地区別観光客数は福岡4522万人(同5・2%増)▽北九州2316万人(同5・3%減)▽筑後1960万人(同0・1%増)▽筑豊904万人(同4・3%増)。05年10月に太宰府市に開館した九州国立博物館の集客効果が周辺に及び、全体の観光客数を押し上げたとみられる。
 外国人観光客数を国別でみると、韓国41万3053人(同38・6%増)▽台湾9万1435人(同16・8%増)▽中国4万8721人(同14・1%増)−−など。特にウォン高の影響で韓国からの観光客が急増した。
 日帰り客は8824万人(同1・5%増)。宿泊客は877万人(同0・1%増)で3年ぶりに増加に転じた。消費総額は、4389億円で前年より3・4%増加。ただし、一人あたりの消費額は前年より2・3%減の6556円となった。
 主な観光施設の利用者数は以下の通り。
 (1)キャナルシティ博多(福岡市)1280万人(2)ホークスタウンモール(同)800万人(3)博多リバレイン(同)704万人(4)マリノアシティ福岡(同)620万人(5)ヤフードーム(同)318万人(6)門司港レトロ地区(北九州市)214万人(7)スペースワールド地区(同)200万人。【2007年12月30日・毎日新聞】
200万人はなんとか守ったものの、レトロ地区の観光客が減少傾向にあるのはレトロ地区だけでの集客は限界にきているのでしょう。博多駅前や天神では中国や台湾、韓国からの観光客が当たり前のように買い物してたり、バスに乗ってたりする姿を見ますが、そういう感じに門司港もなってくれればいいと思います。まぁ電化製品のデューティーフリーなんかがあるともっといいんですけど。
posted by seamoon at 00:00 | TrackBack(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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港町の風情を残せ!
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