2008年12月31日

10月以降のニュースをまとめて(その1)

ここ1か月門司に行く機会がなく、特に書くこともないので、去年と同様一般紙のニュース記事でお茶を濁させていただきます(笑)。まずは明るいニュースから。
レトロ観光客 4年ぶり増加 焼きカレーなどPR奏功

 2007年の北九州市観光動態調査結果によると、門司港レトロ地区の観光客数が前年比6万2000人増の220万2000人となり、4年ぶりに上昇したことが分かった。焼きカレーなどのPRが功を奏したとみられ、今後の振興策にも期待が高まっている。
 観光客のうち、日帰りは195万1000人(前年比6万7000人増)、宿泊は25万1000人(同5000人減)。日帰りは4年ぶりに上昇、宿泊は4年連続で減少した。全国的な国内宿泊の低迷が反映したとみられる。和布刈地区も日帰りが伸び、上昇に転じた。
 増加について、市は「観光資源の掘り起こしが実った」と分析。取り組みの実例として、2006年から本格的に取り組んだ風情ある街並みを巡る路地裏ツアーや、07年に始まった門司港発祥とされる焼きカレーのスタンプラリーを挙げた。
 来年度には、観光トロッコ列車「潮風号」が開通を予定しており、JR門司港駅前の旧JR九州本社ビルの活用策も探られている。市は17年に年間320万人の観光客数達成を目標に掲げており、「魅力を高め、景気減速の中でも選ばれる観光地を目指したい」としている。レトロ地区の観光客数のピークは03年の255万人。
 市内全域の観光地や観光施設を訪れた観光客数は、前年比11万6000人増の1168万1000人。レトロ地区をはじめ、到津の森公園(小倉北区)の利用者数が増え、2年連続で増加した。
[西日本新聞 2008年12月10日]
まずは喜んでよいと思います。ここのところの不況で、レジャーは「安・近・短」の傾向が強くなると思うので、もしかすると門司港レトロにとっては今が観光客を伸ばす一番のチャンスなのかもしれません。年間320万人の根拠が大変怪しいんですが(^^;)、後述するレトロ列車運行の成果次第ですかね。

一方頭の痛いニュースを。「MOJI LINE」とは、いったい何だったのでしょう・・・。
日韓フェリー:モジライン無期限運休、ヴォイジャー廃止 地元落胆

◇突然の幕引き
 韓国・釜山港と門司港を結ぶ国際フェリー定期便「MOJI LINE」(モジライン)の無期限運休と、関門海峡周遊の遊覧船「ヴォイジャー」の廃止が27日、相次いで発表された。北部九州の活性化につながると期待されての船出だっただけに、突然の幕引きに地元関係者は落胆の表情を浮かべた。

◇モジライン、韓国ウォン急落が打撃
 ■運航するほど赤字
 「運航すればするほど赤字。急いで再開する必要はない」。モジラインを運航するC&クルーズ社現地代理店の李勲(リフン)社長は27日、門司区内で毎日新聞の取材にこう語った。
 李社長によると、韓国で新たな船舶を米ドル建てで借り受け10月に再開する計画だった。しかし韓国ウォンが急落したことから李社長は「為替相場が落ち着くまで待つことにした」と言う。
 九州・山口への韓国人観光客の急増を当て込んでの6月21日の就航だった。昨年度、九州各県と山口県下関市を結ぶ旅客定期航路(フェリー3隻、高速船9隻)を利用した韓国人は90万7532人で03年度の約2・5倍に上っていた。
 ウォン急落は韓国人客減に直結しかねず、関係者は「利用客の9割が韓国人である上に客足が当初の予想を下回った。再開をためらうのは無理もない」と話した。

 ■市も妙案なく
 荷さばき施設などに1億5000万円を投じた北九州市は事態打開に向けた妙案を持ち合わせておらず、市港湾空港局は「同社が再開に向けて調整しており結果を待ちたい」とコメントした。

 ■再開に期待
 「運休延長」の知らせに、地元・門司港の関係者は一様に表情を曇らせた。
 栄町銀天街の大澤幸雄理事長は「門司港全体にとって残念。船は古くて航行時間が長く、利用者が少ないのではと不安だった。再開してほしいが、これまでと同じ運航では難しいのでは」と話した。
 北九州商工会議所門司支所の岡田孝徳支所長は「門司港発着の国際定期航路で期待は大きかった。商議所も初便で韓国を訪問し、商店街にはハングルの歓迎横断幕も設置している。早く再開してほしい」と期待を込めた。

 ■待合室ひっそり
 門司区西海岸のフェリーターミナルは車や人の出入りはなく閑散とした状態。待合室や事務室は鍵がかかり、消灯されていた。李社長は27日午前10時ごろターミナルから約300メートルの同社事務所に出社したが10分ほどで慌ただしく外出した。

◇ヴォイジャー、燃料油高騰決定打
 ■関門海峡の人気者
 一方、11月30日で18年間の運航に終止符を打つ「ヴォイジャー」(132トン)。運航会社の西日本海運(門司区)は、乗客数の落ち込みに加え、近年の燃料油価格の高騰が決定打となり廃止の判断に至ったと説明した。
 宇宙船のようなドーム型の2階建て客室が特徴で、遊園地「スペースワールド」への海上アクセス便として90年に運航を開始。96年からは門司港レトロ地区を出発する関門海峡遊覧や巌流島上陸で観光客の人気を集めた。

 ■乗客6割減
 NHKの大河ドラマ「武蔵」が放映された03年度に乗客約9万人を記録した。しかし04年度は約5万1000人と激減。05年度約4万5000人▽06年度約4万5000人▽07年度約3万5000人−−とピーク時の6割減にまで落ち込んだ。
 同社は「燃料油の高騰で維持できなくなった」と説明。北九州市門司港レトロ室の森安浩司企画振興課長は「門司港レトロ観光の一翼を担ってもらっただけに運航廃止は残念」と話した。
[毎日新聞 2008年10月28日]
釜山との定期航路就航は、もともと計画がずさんだったんじゃないでしょうか。北九州市はこれで何度目の失敗でしょうか。学習して欲しいです。
ヴォイジャーの廃止は残念ですね。結局一度も乗ることはありませんでしたが、特異な姿が見られなくなったのは寂しいです。
門司港整備を中断、モジライン運休貨物見込めず・・・北九州市

 北九州市が2007、08年度に計約1億5000万円の予算をかけて進めてきた門司港整備事業が暗礁に乗り上げている。今年6月に就航した門司港と韓国・釜山港を結ぶ国際定期フェリーが円高ウォン安などの影響で無期限運休したためだ。市は今秋以降に門司港で監視カメラの設置工事に取りかかる予定だったが、「フェリーの運航再開のメドが立っていない状況では中断せざるを得ない」(市港湾空港局)と判断。フェリーが再開されなければ、これまで整備した荷さばき場の舗装やフェンスの設置が無駄になる可能性も出てきた。
 1日1往復、週6便の国際定期フェリー「モジライン」(約1万6000トン、定員542人)は、6月21日に就航した。運航する韓国・釜山市の海運会社「シー・アンド・クルーズ」は年間14万6000人の利用を見込んでいた。フェリーは20フィートコンテナ110個も搭載可能で、同社は貨物の輸送も行っていた。北九州市は、貨物取扱量の増加を見込み、約1億円を投じて荷さばき場の舗装などを進めてきた。
 ところが、同社は8月25日、フェリーのエンジン修理を理由に突然、運休。さらに、10月27日には「円高ウォン安で経営環境が厳しくなった」と無期限運休を市に伝えてきた。
 モジラインのような定期旅客船が出入港する岸壁には、国際航海船舶及び港湾保安法で監視カメラの設置が義務付けられており、市は設置工事に約5000万円を充てる予定だった。無期限運休を受けて設置工事の中止を決めたが、入札は行っておらず、業者などへの影響はないという。
 市港湾空港局は「計画通りに監視カメラの設置工事を進めても、運航が再開されなければ無駄に終わる可能性があり、中断を決めた。運航が再開された場合は、その時点で工事を再開したい」と説明する。
 モジラインを巡っては、水先人への水先案内料計約1264万円と、市への岸壁使用料など計約1167万円が未納になっている。同社は第三者からの出資で経営を安定させ、運航を再開する意向を市に伝えているというが、先行きは不透明だ。
[読売新聞 2008年11月18日]
悪循環ですね。この航路就航で、いったい誰が得したのでしょうか?完全に廃止する方向で検討すべきだと思います。
日韓フェリー:無期限運休のモジライン再開「時期の予測、難しい」

◇議会委で説明
 韓国・釜山港と門司港を結ぶ国際フェリー定期便「MOJI LINE」(モジライン、定員542人)の無期限運休問題で、北九州市は19日の市議会経済港湾委員会で再開の時期を問われ「予測が難しい」と述べた。野依謙介議員(共産)の質問に答えた。
 市港湾空港局によると、運航会社のC&クルーズ社(釜山市)は再開に向けた取り組みを進めているという。運休理由として、世界的な金融不安に伴うウォン安で同社が属する企業集団「C&グループ」が資金難に直面していることなどを挙げた。また、同社がグループから離れて運営できるよう投資会社への持ち株譲渡に向け交渉中という連絡を受けたことも明らかにした。
 さらに同社が入港料と岸壁使用料の計1166万円が未納である点には「同社の代理船舶業者に督促している」と説明した。
 一方、投資会社の社名や譲渡時期、再開のめどについては「(関係者が)ぎりぎりの話をしているところ。予測は難しい」などと述べるにとどめた。
[毎日新聞 2008年11月20日]
入港料と岸壁使用料は回収できたのでしょうか・・・。責任問題がウヤムヤにならないことだけを願っています。同じ誤りを繰り返さないためにも。

次に明るめの話題を。トロッコ列車、いよいよ実現するなぁという感じです。
門司港レトロ観光列車 路線と駅の命名権を販売 北九州市

 北九州市は10日から、来春にも門司港レトロ地区を走る観光トロッコ列車「潮風号」の4つの駅と路線の名称を募集する。企業と団体が対象で、26日まで。同市の施設では初の命名権販売で、市の財源確保と、地区の観光PRを目指す。
 駅名は沿線の観光事業者が対象。一駅当たり年間50万円程度での販売を希望し、施設の名称が入ることを見込んでいる。路線名は、列車のイメージに合う企業や団体に、年間300万円程度で購入を呼び掛ける。契約期間は2009年度から3年間。決定後、市は観光パンフレットや雑誌への名称掲載を働き掛ける。
 線路は、JR門司港駅近くから和布刈公園までの約2.1キロ。駅は両起点と、観光施設が集中する船だまり近くと、公園下のトンネルそばに構える。4つの駅はこれまで、仮称でそれぞれ「門司港駅」「レトロ中央駅」「文字ケ関駅」「和布刈公園駅」としていた。
 列車は、ディーゼル機関車2両でトロッコタイプの客車2両を挟む編成。3‐11月の週末や夏休みに運行する。
 希望者は申込用紙を市へ提出する。発表は1月下旬ごろの予定。問い合わせは、北九州市門司港レトロ室=093(322)1188。
[西日本新聞 2008年12月10日]
ネーミングライツというのは、最近野球場や球技場に多いんですが、若干違和感のある名前が多くて(^^;)。とにかくいい駅名が付けばいいんですけどね。
門司港レトロ観光列車:4月26日に運行

 北九州市は25日、来年4月26日から門司港レトロ観光列車(愛称・潮風号)を運行すると発表した。具体的なダイヤは未定。
 運行にあたっては、JR門司港駅近くから和布刈(めかり)公園駅(仮称)まで、関門海峡を望む沿岸2・1キロに4駅を設置。平成筑豊鉄道がトロッコタイプの客車を走らせる計画で、駅舎やホームの建設が進められている。
[毎日新聞 2008年12月26日]
まずはGWの様子で今後の予想を立てることになるんでしょうね。和布刈から先に、観光客が楽しめる施設がこれといってないことが若干不安ですが、運航開始自体は楽しみですね。

次はレトロ地区の施設の話題。
九州鉄道記念館:入館者100万人達成

 九州鉄道記念館(門司区)が25日、03年8月のオープン以来5年2カ月で、入館者100万人を達成した。
 100万人目は、門司区老松5の大勝雄太君(4)。新幹線が好きで、この日は母由子さん(35)に連れられ、友達と訪れた。記念セレモニーで佐藤正昭館長に認定証や記念品を贈られ「びっくりした」とはにかんでいた。
[毎日新聞 2008年10月26日]
鉄ちゃんでもない私が行っても、なかなか楽しい所なんですが、1年平均20万人って、どうなんでしょうか。採算とれてるんでしょうか・・・。
栄光のブルートレイン展:にぎわう 特急寝台列車の50年振り返る

 ◇門司の九州鉄道記念館
 誕生50年を迎えた特急寝台列車の歴史を振り返る「栄光のブルートレイン」展が門司区清滝2の九州鉄道記念館で開かれ、鉄道ファンでにぎわっている。1月31日まで。
 ブルートレインは九州の主要駅と本州を結び、昭和40年代に運行のピークを迎えたが、新幹線や航空機との競合で次第に姿を消し、現在も九州に乗り入れているのは「富士・はやぶさ」を残すのみとなっている。
 館内には多数の写真パネルや今年3月まで運行していた「なは」「あかつき」のヘッド・テールマーク、各種記念乗車券・入場券、運転士・車掌用の携帯時刻表、動くホテルと言われた「あさかぜ」のシャワールームカードなどを展示。訪れたファンらは写真を撮ったり、展示品に見入ったりしてブルートレインを懐かしんでいた。
 観覧無料だが、入場料(大人300円、中学生以下150円)が必要。休館日は第2水曜日。
[毎日新聞 2008年12月7日]
20数年前に高校の修学旅行で志賀高原へ行く時に門司駅から名古屋までは寝台特急でしたが、その時以外に乗ったこともなく、首都圏に住んでいた時の帰省には新幹線での往復でした。ビジネスのスピードに列車のスピードが追い付けなくなった象徴なのかもしれません。
海峡ドラマシップ:入館者300万人達成

 門司区西海岸の「海峡ドラマシップ」で8日、入館300万人達成のセレモニーがあった。300万人目は、飯塚市立上穂波小学校5年の中嶋崇就(たかなり)君(11)。門司港レトロ地区で使えるクーポン券などが記念品として贈られた。同館は03年4月に関門海峡にまつわる歴史や文化、自然を表現した体験型ミュージアムとしてオープンした。
[毎日新聞 2008年11月11日]
九州鉄道記念館より良い数字ですが、300万人というのは有料ゾーンだけの数字なんですかね? たまに無料ゾーンに行くとかなり閑散としていて、それほど賑わっている印象がないんですけど・・・。団体客の数字が効いているのかも。
活用願いジャズ演奏会 旧JR九州本社ビル 市民団体が企画 門司港レトロ

北九州市が活用策を探っている門司港レトロ地区の旧JR九州本社ビルで13日、コンサートと写真展が開かれた。地元まちづくり団体「門司港レトロ倶楽部(くらぶ)」がビルと駅前の活性化を訴えて2年前から行っている活動の一環で、訪れた人は早期活用に期待を寄せていた。
 JR門司港駅近くの鉄筋コンクリート6階建てのビルは、三井物産が1937年に建てた。ビルを引き継いだJR九州は、本社機能移転に伴い2001年に撤退。JRから取得した市は、門司港を象徴する建物として活用方針の策定を急いでいるが、現在も「空き家」のままだ。この日は1階特設ステージで地元のバンドがジャズや歌謡曲を演奏。訪れた門司区の主婦宗像美代子さん(60)は「ここが使われているとほっとする」と語った。 写真展は昭和初期や戦後間もないころのレトロ地区の西洋建築など200点を並べている。14日まで、入場無料。
[西日本新聞 2008年12月14日]
一号上屋や三宜楼と同様に保存は決まったものの、数年前から具体的な計画がなかなか進まないですね。重層的な非常に魅力的な建物なんですがねぇ。

次は私も参加したレトロマラソンの記事です。
門司港レトロマラソン:2600人が快走 沿道から温かい声援

 第26回門司港レトロマラソン(北九州市など主催、毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社など後援)が30日、門司区の門司港レトロ地区周辺であり、北九州市を中心に全国から集まった男女約2600人のランナーが港町を駆け抜けた。
 寒空の下、海峡ドラマシップ付近をスタート。関門橋下で折り返す5キロと和布刈塩水プール先で折り返す10キロで争われた。着ぐるみを着て走るランナーもおり、沿道からは「頑張れ」などと声援が送られた。
 各部の1位は次の通り。(敬称略)
 【男子】◇5キロ▽18〜39歳=揖斐祐治▽40〜59歳=道下浩次▽60歳以上=安達博文◇10キロ▽18〜39歳=福岡祐作▽40〜59歳=高木永吉▽60歳以上=下川敏明
 【女子】◇5キロ▽18〜35歳=川口綾巳▽36歳以上=大林恵子◇10キロ▽18〜35歳=津留史絵▽36歳以上=村上洋子
[毎日新聞 2008年12月1日]
今回初レースだったのですが、マラソン中継で優勝者のインタビューでよく聞いてはいましたが、沿道の声援ってホントに力づけてくれるものだと初めてわかりました。来年以降も参加したいと思っています。
posted by seamoon at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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