
このまま青浜へ行ってしまうと昼食がとれないので、まずは門司港で昼食をとろうと思うが、まだまだ時間的に早すぎるので、図書館で時間を潰そうと思い、海峡プラザを歩いていると、偶然秋武氏と遭遇する。今日はバナナフェアの最終日であり、昼にはバナナサンバ大会、夕方にはバナナ供養があり、「門司港のバナナマン」である秋武氏も今日は大忙しだろう。歩きながら本の感想やらを話し、帰りに寄れたら本にサインをもらう約束をして別れる。
栄町商店街を抜けると、西日本シティ銀行の隣で建築工事をやっている。

福岡ひびき信用金庫門司港支店の新築移転らしいが、そうなると昭和5年築の今の支店の建物はどうするのだろう。ちょっと嫌な予感がしますが・・・。
図書館の郷土資料コーナーで数冊立ち読みする。今回初めて「黒川村誌」に目を通すが、次回来る時にゆっくり読みたいですねぇ。11時半近くになったので、図書館を出て、老松公園ちかくの正ちゃんカレーに入る。地元では有名な正ちゃんカレーですが、ずっと前から行ってみたいと思いながら、なかなか機会がなかったので、今回が初めてです。注文したのはカツカレー(並・550円)。

どこか懐かしい味と言ったらいいのでしょうか。気取りがなく、辛さもほどほどで、いくらでも食べれる感じです。そして、なんと言っても注文してから揚げてくれるカツが嬉しいですね。
おなかいっぱいになったところで、桟橋通りに移動し、そこからタクシーに乗る。黒川を抜けて大積に近づくと、11月3日におこなわれる大積神楽の幟と看板がいたるところにある。白野江を通過し青浜へ。灯台のある部埼はもう少し先だが、ここまで来たのなら、僧清虚の墓を参っておこうと思い、青浜のバス停近くで下車する。運賃は2,270円、二日市から門司港までの電車賃(1,770円)より高くなりました(^^;)。まずは清虚老のお墓を参ってから部埼へ向かう。

しかし、もう11月になろうとしているのに今日はまた暑いです。いつになったら涼しくなるんだろう。これから先は長時間歩くことになるので、上に着ていた厚めの服を脱ぎ、Tシャツだけになって歩く。海沿いの道を歩いていくと、いたるところに小さな羽虫の群れが飛んでいて、遠慮なく顔の周りに当たります。ちょっと勘弁して欲しい・・・。海岸では釣りをしている人も多いですね。ようやく灯台のある山の下に到着。階段を上っていくと、万国旗で飾った灯台が見えてきた。今日はアコースティックバンドの生演奏もあるということで、歌声も聞こえてくる。
まずは灯台の内部に入る。内部はやはり昨年一般公開のあった六連島の灯台と似てます。ただ、ほとんどハシゴ状態の階段は六連島よりも急で、上っていると何度か体のバランスを崩しそうになる。灯台の最上部まで上ると、1894年フランス製の3等不動レンズがあった。

六連島のレンズは小型であったが、ここのはかなり大きい。海上保安庁の方の説明を聞くと、このレンズの下は水銀が入っており、重たいレンズはその上に浮いた状態になっていて、これにより小さなモーターでも回転することが出来るということだ。
潮流信号所の内部も同時に公開されていたので中に入る。一室には日本全国にある灯台のペーパークラフトが並べて飾られていた。信号監視や気象観測用の機械が並んでいて、見ているだけでも楽しい。

建物の外に出てから、しばらくはアコースティックバンド「キャップス&ハッツ」のかなり懐かしめの曲の生演奏&歌を聴きながら休憩する。風に吹かれながら海を背景に聴く音楽は心地良い。

灯台の山を下りて、採石場の中を通り、田野浦方面へ。体力の温存を考えて、意識的にゆっくり目のペースで歩くが、日陰がほとんどない道を進んでいくと、やはり大量に汗が出て消耗してしまう。

歩き続けると、化け物のように咲き乱れるアサガオが目に入る。

どぎつい色の花を見ていると、頭が痛くなってくる。しかしこの暑さはなんだろう。太刀浦を抜けて、ようやく田野浦までたどり着くと、少し気分が楽になる。自販機でペットボトルのお茶を買って水分を補給。この暑さは予想外だったなぁ。田野浦の街に注連縄がはられているが、薗辺神社のお祭りなのだろうか。

そのまま新開へと歩く。ここを歩くのは久々だったので、住吉神社にも寄ってみる。前回来たのはもう5年前なんですねぇ。その時はあまりゆっくり見なかった灯篭などを見てみると、田川郡の人から奉納されたものやら、「播磨屋」とか「亀屋」とか「綿屋」とか多分田野浦にあった店の屋号が目立ちます。『萬民快楽』かぁ・・・いいなぁ(笑)。

「ばんみんけらく」と読むようなので、まぁ本当の意味はよくわかりませんが、『国家安全』『御武運長久』とかあるので、そういう類の言葉なのでしょう。階段や灯篭の大きさからくる印象からすると、神殿は小さく境内は狭い。もしかすると昔はもっと広かったのかもしれない。で、やはりここでも蚊が来襲してきます(^^;)。神社で無下に叩くこともできないので、手で追い払いながら本殿や拝殿を何枚か撮影する。
住吉神社から米穀倉庫の横を過ぎ、大久保に至る。老人ホーム「さわやか和布刈館」を過ぎてすぐのところに、今日の目的のひとつである旧大久保駅?の建物があった。事情があってサイト名を上げられないのは残念ですが、そこに掲載されていた建物が、柳田桃太郎氏著『ふるさと門司』の「門司港の沿革」の章に「門築鉄道 旧大久保駅」と掲載された建物と極めて似ており、現地で確認しようと思ったのが今年の8月頃で、ようやく今回見に来ることが出来ました。

『ふるさと門司』の写真と比べて、窓がサッシになっていたり、右側にあった部屋が無くなっていたりと変わった部分も多いですが、特徴的な半円形の屋根や道路に面した入口部分などは変わっておらず、どうやら同じ建物のようです。ただ、この建物が駅舎なのかと言われると、うーん、今ひとつ自信がありません。もう少し調べないといけませんね。
旧臨海鉄道沿いを和布刈方向へ歩いていくと、観潮遊歩道の下の岩場で釣りをしている人を多く見かける。まったく釣り日和ですね。

ベンチに座って休憩する。座ってしまうと、予想以上に身体が疲れてしまっていることがわかる。潮風もほどよく当たり、うっかり昼寝しそうになります。歩き回らなければ、ホントによい日和です。
しばらく休憩後、久しぶりに和布刈神社をお参りする。細川燈籠は前回来た時は柵に囲まれていましたが、もう柵は無くなっていた。松本清張文学記念碑もブルーシートを外され、ようやく見ることが出来る。観潮遊歩道からしおかぜの道へ。「関門海峡たこ」の幟も目立つ。この前「北九州バナナ」でも特集やってましたね。
レトロ地区に入り、海峡プラザのトイレで顔を洗うが、鏡を見ると鼻の頭が焼けている・・・帽子を被っていたのに効果ありませんでしたね(^^;)。その後栄町商店街のバナナ伝説に寄ってバナナジュースでも飲もうと思ったが、半分シャッターが閉められていたので止めて、梅月のソフトクリームを食べようと思い行くが、こちらもシャッターが閉まっていた・・・(^^;)。再び海峡プラザへ行って、ソフトクリームを買い、ベンチに座って食べる。ボードウォークでは「バナナ供養」の準備だろうか、遠くにバナナマン用のタイツ姿の秋武氏が見える。忙しそうなので、サインは次の機会にしましょうかね。
そして最後の目的である『北九州国際ビエンナーレ』の展覧会場である旧三井物産門司支店、と言うより門鉄ビルと言う方が通りが良いかもしれないが、旧JR九州第一庁舎に入場料500円を払って入る。

門鉄ビルには初めて入りますが、天井が高いですね。写真では見たことありますが、外観の武骨な印象と似つかわしく、内部は重々しくて、どこか威厳のようなものを感じます。
作品は映像と音が中心で、なかなか凝った映像もあれば、どこかの観光案内のような映像などと色々。特に印象深かったのは1Fでやっていたトーマス・バイルレの「SUNBEAM」と「(B)ALT」という作品。その昔DNA決定論なんていうのがありましたが、「(B)ALT」という作品はその流れなんでしょうかね? 2Fに展示されたジョン・ミラー「永遠の悪臭の沼地」(ビエンナーレのポスターになっている作品ですね)も印象深かったです。直進して何度か鏡にぶつかりそうになったのは秘密です(笑)。しかし、一番今回面白いと思ったのは、CANDY FACTORY PROJECTSのプロジェクション+屋外サウンドインスタレーションで、あまり時間がなかったので「CUTE or CREEPY?」と「公共住宅 成功の秘密」しか見れませんでしたが、映像と音楽のギャップを楽しめる点で、かなり興味をそそる手法ですね。もう一度観たいです。
17:00直前に会場を出て、発車間際の快速列車に飛び込み乗車。身体は疲れましたが、なかなか楽しい一日でした。




