2006年12月31日

ネタがないんで(嘘)

年の瀬も押し迫ったこの時期にブログのタイトルを変えてみました。読み方は同じく”もじぶろぐ”ですが、若干頭が良さそうに見えるよう漢字にしました・・・まぁ嘘なんですけど(笑)。最後の「:」は、「藤岡弘」に「、」が付くように・・・ではなく、ブログの当て字として「文録」というのは多いようなので、ちょっとだけ差別化しようということで・・・というのも嘘で(笑)、単に「ろく」を濁音にしたかったので点をつけただけです・・・まぁ半分嘘ですけど(笑)。
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2006年12月17日

「北九州の近代化遺産」「北九州の戦争遺跡」「北九州戦国史余話 毛利元就と門司城」

先日小倉のクエストで購入した3冊についての感想を。
新刊3冊の紹介

まずは「北九州の近代化遺産」。この本のことは、庵田さんのブログを読んでいたので、発売前から楽しみにしていたのですが、期待に違わぬ内容です。最近になって九州の産業遺産を世界遺産に登録しようという動きが一般紙でも報道されていたり、「日本の近代化遺産」なるDVDが発売されていたりで、ある意味ブームなのかもしれませんが、数年前からの廃墟ブーム(軍艦島や都心の地下を写した写真集が複数出版されているのですが、<その後の世界>観を楽観視してるんじゃないのかと、個人的に少し心配に感じることもありますが)と相まって、元々これらのものに興味のある人は多かったんだろうと思います。特に工業都市としての北九州に住んでいた人々にとっては原風景であり、繁栄の記憶でもあったこれらの建物をいとおしく思う気持ちは強いんじゃないでしょうか。内容は既存の書籍のように、政府や市、企業が建設した建物や倉庫、学校やダムなど<まじめでお堅い>施設の紹介だけでなく、三宜楼や若松の金鍋などの<やわらかい>建物、<もっとお堅い>戦争遺跡、産業を支えた蒸気機関車なども取り上げられていて、かなり広範囲です。巻末の近代化遺産の一覧は編集・執筆者のひとりである庵田さんの「意地の結晶」だそうですが、「一覧」大好きな私にはたまらないです(笑)。この膨大な数、しかも掲載を自粛した物件もあるそうで、「凄いなぁ」の一言につきます。以前から気になっていた風師の洋館とか、全く知らなかった大里の商業施設とか、また歩いて見て回りたいものが増えて困っちゃいますね(笑)。細かく見ていくと、どうも携帯版@門司の記述内容に幾つか誤りがあることがわかったので、追々修正していく予定です。うーん、やっぱり新たな座右の書になりそうです。

次に「北九州の戦争遺跡」。第一印象は教科書の副読本っぽい感じですね(^^;)。特に目新しいものはなかったのですが、内容は充実していて、戦争遺跡が好きな方には必携書と言ってもいいんじゃないでしょうか。個人的には、所々に挿入されている戦時下の生活についての山福康政さんの画・文が大変良いと思います。戦後61年も経ちましたが、おじいちゃんやおばあちゃんの世代(私には父親・母親の世代)の話を聞く機会はどんどん無くなっていくので、当時の生活の話を収録する本が増えてくれればなぁと思います。

最後に「北九州戦国史余話 毛利元就と門司城」。「北九州戦国史」「門司・小倉の古城史」の著者である八木田謙氏の新著で、この本でも膨大な古文書を調べ上げ、推定し実証していく著者の真骨頂を感じます。その中の一章「富野城と藤松城の存在を考える」の内容は、3歳から20歳までの17年間住んでいた私にとっては非常に刺激が強すぎます(笑)。一般の「藤松」という土地は、戦後に開発された住宅地の印象が強いのですが、甲宗八幡神社に残されている名田の坪付帳「門司関六ヶ郷名々図田注文」(1272(文永9)年)には「藤松廿六丁八段」との記載があるように、古くから拓けた土地であり、そのような場所に陣屋や砦があってもおかしくないとは昔から思っていた(歴史に興味を持ち始めた小学5年生の頃、あの辺の山にお城とかあったらカッコイイなぁとか妄想してました(^^;))ので、なにか嬉しくなってしまいます。現在はまだ確証的な跡が発見されたわけではないようなので、今後の調査に期待したいですね。その他「黒川城の発見」「大積丸山の城主大積上総介」など、門司の歴史に興味がある人にとっては、非常に気になる内容がたくさんです。これも私にとって座右の書になるのは間違いなさそうです。
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